九州旅行 佐世保放浪記 焼き鳥屋 雀の巣
2012-08-15



8月12日。

19時過ぎにホテルを出、佐世保の街をぶらりします。

雨もすっかり上がって非常に蒸し暑いです。
日曜日の夜ですが、京町の繁華街はかなりの人で
賑わっております。

さて今夜の酒場を探して吉田類になった気分で
しばらく街を徘徊します。
ここで嗅覚が働き、下京町の焼き鳥屋「雀の巣」に
吸い込まれるように入っていきます。

店内は10数人の客がおり、混雑しております。
あまりに混雑しているため、店員のおばさんがすっかり
混乱しており、これはなかなかオーダーが通りにくいのでは
と危惧しましたが、時間もあるので気にせず入店します。

さて、この店は長崎で一番古い焼き鳥屋さんのことです。
吉田類もびっくりの嗅覚にまずは自画自賛します。

席に案内されるなりいきなり店員さんから取り敢えず
焼き鳥盛り合わせを注文するよう勧められます。
どうやらこの店ではほとんどの客がまず盛り合わせを
注文するようです。早速われわれも注文。1人前
500円とまずまずの値段です。

ねぎ間、レバー、ずりなど1本ずつ5種類が出てきました。
味のほうもすばらしい。焼き鳥の伝統文化を守り続けている
風情があります。店の雰囲気は佐世保っぽくはなく、
神田や新橋の老舗焼き鳥屋といった趣のある感じです。
佐世保に旅行に来たということを忘れ、いつものサラリーマン
気分で新橋の焼き鳥を食べているような、現実に戻った
切ない気分になりましたが、とにかく佐世保の焼き鳥屋としては
老舗の良店を楽しみました。

盛り合わせのほか、ニラ玉、もずく、おにぎりを頼み、
ビール1杯、アセロラサワー2杯を飲みました。

ニラ玉にマヨネーズがかかっているのを見た妻が
突然、これはニラ玉ではない、と私に怒り出す
場面もありました。ご当地ではこれが普通な食べ方
かもしれませんし、何にしても妻が何故ニラ玉ごときで
こんなに目くじらを立てるのか、若干理解に苦しむ
時間帯もありました。

また、明日はハウステンボスに花を見に行く予定として
おりましたが、妻が、花は東京でも見れるので
九十九島をぶらりしたいと急に言い出しました。
いつも私の気まぐれなぶらり旅に黙って付き合ってくれる
妻が、にわかに気まぐれを言い出して当惑しましたが、
やがて、やはり夫婦というものは似てくるものだ、と
微笑ましく思えてくるのでした。

お会計は締めて4300円。
九十九島めぐり計画をゆっくり妻と話し合い、
ほろ酔い気分で焼き鳥屋「雀の巣」を後にしました。

(今日は大阪のネットカフェから投稿しています)
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