2014-03-10
さて3月28日にいよいよ
プロ野球が開幕します。
今日は、昨年の投手データに着目して
序盤戦の見所を述べたいと思います。
序盤戦で一番注目すべき投手は、やはりエース石川です。
昨年は6勝9敗の成績に沈みました。
しかし、データを眺めてみると、石川はエースとしての
最低限の役割は果たしていたと評価しています。
石川は昨年24試合に登板しましたが、勝ち負けという観点でなく、
試合を作ったか、壊したか、という観点で全24試合を眺めると
合格は9試合、不合格は15試合と思われます。
(例えば4月6日と7月7日は石川は責任投手になっていませんが、
前者は試合を壊した、後者は試合を作ったという評価です。
あくまでも個人的な主観の評価です)
これに対して小川は合格19試合、不合格7試合とカウントしたので
小川に比べると何とも物足りない数字に感じるかもしれません。
しかし石川は、巨人、阪神の上位チームに12試合(小川は8試合)
も登板し、そのうちの半分である6試合は合格点を与えてよい
投球でした。
しかも12試合のうち、相手エース級(リーグ10傑投手)と投げ合った
試合は5試合もありました。また、巨人戦だけに限って言えば、
7試合も登板し(小川は3試合)4試合で合格点をつけられる
内容でした。
(但しエース対決では合格1、不合格2と負け越した)
つまり石川は、個人成績6勝9敗は不甲斐無いものの、
チームへの貢献をみれば、常に強いチームのエース級との
対戦を宿命づけられ、最も勝率の上がりそうもない過酷な場面で
使われ続けている大黒柱であることは間違いありません。
そして今年もその役割は変わらないと思います。
昨年は開幕は好調でしたが、4月中旬から1ヶ月間、
巨人、阪神と戦い続け、5月にメッセンジャーに2試合連続して
投げ負けてから石川の転落が始まりました。
上位のエースクラスとの対決でいかに連敗しないか、が今年の
石川の最大の見所になるでしょう。
具体的には、5月13日〜15日の巨人3連戦までに、恐らく、
巨人戦3試合、阪神戦2試合の先発が予想されますが、
この5試合を3勝2敗で乗り切ることが出来れば、
間違いなく、今年のスワローズは上位争いを演じることが
できると思われます。
石川がエースとして相手エースを一手に引き受けている間に
小川はじめ若手投手が、下位チームから貯金を稼ぐような
ペナントレース展開が理想的です。
まずは4月4日からの阪神戦、15日からの巨人戦での
石川の投球に注目したいと思います。
そして苦手の交流戦をどう戦うのか。これについては
後日考えたいと思います。
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