2014-03-21
今日は春の選抜高校野球、小山台対履正社を
観戦に甲子園球場へ行って参りました。
本日7時の新幹線に乗り関西を旅しております。
10時過ぎに甲子園に到着しましたが、いずれの席も
売り切れており、30分ほど並んで3塁特別自由席を
購入できました。
球場へはすぐに入らず、駅付近をぶらりしていると
駅付近に昨年も利用したスーパー銭湯 熊野の郷の無料
送迎バスを発見し、思わず乗り込みました。
熊野の郷のサウナに入りながらゆっくりと第一試合を観戦し、
第二試合途中で球場に戻ります。
ちょっと残念だったのは、この時点ではバックネット席が
売り出されていたことです。10時過ぎの時点では売り切れて
いたので買うタイミングの難しさを実感しました。
さて小山台高校の登場もあって第三試合の3塁側は
大変な賑わいです。私のように東京からやってきた方も
多いように感じました。
さて試合のほうは、11対0で履正社の完勝です。
小山台の健闘を期待していた三郎さんとしては
何とも残念な結果となりました。
点差ほど力の差は無かったのですが、小山台は序盤に想定外の
大量失点したことでチーム全体が浮足立ったように感じました。
履正社と小山台の差は、一言でいえば甲子園で野球をすることが
当たり前のチームと、甲子園で野球をすることが夢のチームの差
であり、辛口に言えば小山台は甲子園での戦い方を知らなかった、
ということに尽きるのではないかと思います。
履正社は強豪、格上のチームであり、10回戦ってもせいぜい
2、3回くらいしか勝てる確率は無いものと思います。善戦するための
最初の条件は、普段通りの力が出せるか出せないかなのですが、
これが叶わずに普通に負けたという印象です。
とはいえ、「甲子園での戦い方」というのは経験を積まないと
わからないようなもの。チームの特徴によっても違うでしょうし、
頭で考えていてもわかるようなものではないのかもしれません。
選手がカチカチになっていて、このままでは相手投手の鋭い
変化球に翻弄されるに違い無いと頭ではわかっていても、
甲子園での経験が無いチームには、これを打開するだけの
思い切った策が選択できなかったのかもしれません。素人的には、
セーフティバントさせるとか、初球はだいたい変化球で入ってくる
組立てだったので初球の変化球に的を絞らせるとか、
バッターボックスの前側に立たせて変化球の曲がり鼻を狙うとか、
色々と工夫の余地はあったかと思いますが、傍から見ている限り
何の工夫もせずに普通に負けた、としか見えなかったのは残念です。
とはいえ、批判しているのではありません。何か小手先の策をやってもどうにもならないほどの極限状況にあった、それが甲子園である、
と考えるのが妥当な気がします。
自分たちの力が全く出せない状況になった時に
どうやって選手の力を引き出していくのか。答えはわかりませんが、
今日の経験の反省から監督も多くのことを学んだのではないかと
思いました。
一方エースの伊藤は自分のもてる力を存分に発揮していたと
感じました。ボール球は多かったものの、いつもの切れの良い直球と
変化球は履正社を完全に苦しめていました。後半はさすがに打たれま
したが、(まあこれは前々からの課題です)2回の本塁打は風の
いたずらもあって不運だったと思います。
小山台の課題は秋から変わっていないように思います。
今日の経験を踏まえ、春にもう一度鍛えなおせば、やはり東東京の
優勝候補の一角であることには変わりありません。今後の飛躍を期待して、また春の都大会でも見ていきたいと思います。
さて、いつものように、新今宮釜ヶ崎の格安簡易宿舎に宿をとり、
新世界のネットカフェから投稿しています。
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